宿泊したホテルはマレーシア ペナン島はタンジュンブンガのリゾートタイプのホテル。
豪華ホテルの半額以下のリーズナブルな宿泊料金だった。海を眼下に眺められるテラスにプールがあり、そこでは主に欧米の方々が上述の南国風の“のんびり”をやっていた。
インドと中国の方々は、どちらかというと子供をプールで遊ばせ、親はチェアベッドでそれを眺めている感じ。
欧米の方々はいかにもリラックス三昧している様子。リゾート地でのリラックスは一枚上手な、まさにそれが板に着いているように見える。
そういう私ども日本人夫婦も、体の線に自信は無いけど無理して水着に着替えてチェアベッドを占領してみた・・・。
結果、なんとも落ち着かない気分。。
泳いで疲れたらのんびり気分が出るかと思ってしばらくプールで泳いでみたら、少しはのんびり気分が出てきた。
欧米の方々を観察すると、彼らも最初はプールで真剣な顔して黙々と水泳をして、そらからチェアベッドにもたれて、それから長~いこと寝そべっている。
ビールやジュースをウェイターに持って来させ、本を読み、iPadをいじくり、オイルを塗ってまた寝そべる。ずーっとそうしている。
そういうの“のんびり”が私にはできなかった。
なぜできないのか?きっとそういうことを今までやったことが無いからでしょう。
似たようなことでは、日本の温泉でゆっくり湯船に浸かって、湯疲れ出た頃に外湯の脇にあるベンチで長い時間くつろぐことはできるし、こういうのんびり方法は完全にマスターできている。しかしプールサイドの“のんびり”が超初心者だったということなもんで、それでのんびりできなかった。
「プールサイドでのんびりできなくても、他にあるだろう」と、街に出て居心地のいい喫茶店を探してみたが、確かに居心地のいいところはあったけど、その椅子から思い描いていたような街行く人々をのんびり眺める、という具合にはいかなかった。
どうも“居心地のいい場所と、南国流ののんびり”は発見したり練習する必要が私にはありそうだ。
そうでないと、もしペナンにしばらく滞在してみよう!と決意しても、思うように充実して過ごせないかもしれない。