http://qeh.moh.gov.my/v2/
現地ガイドの話によると、この病院は公立病院で、特に「体調が悪いけど何科を受診したらよいか分からない場合には、まずダウンタウンにある“第一病院”へ行き、診察を受けて“仕分け”されるべき」ということらしい。
それでもし「手術が必要です」あるいは第一病院では治療が難しい場合は車で10分程度の郊外にある“第二病院”あるいは別の専門病院に移ることになるらしい。
これが玄関口まで見学したクイーンエリザベス第二病院。手術ができる方の病院。
マレーシア公立病院はペナンでもそう教えられましたが、最初の診察はインターン生が診察する場合が多くて、そこで治療できるのは比較的簡単な病気や怪我だけであるらしい。治療費は安いけど混雑はする。しかし輸血の血の在庫は公立病院優先で出荷されるらしいので、そういう面でも公立病院にかかる価値はあるらしい。
とにかく玄関先まで患者か見舞いかわからないけど自家用車でいっぱい!
このクイーンエリザベス病院のすぐ隣に、下の写真の専門病院があります。
http://kpjsabah.com/
ここも玄関口まで入ってガイドから説明を受けたが、何だか知らないとどうしていいやら迷いそうだ。
まず大きないかにも正面玄関が患者の入って行くところはなく、建物の横っちょにある小さな入り口を入る。
ここがその入り口
そうすると中に小さなカウンターと小さな待合スペースがあり、初診の患者はこのカウンターで何科を受診するのか告げて手続きをして待つ。ということらしい。だから「よく分からないけどとにかく体調が悪くて・・・」では手続きが進まない。
もともとこの病院は横のクイーンエリザベス病院から分院してできた「出来立てホヤホヤの新しい病院らしい」。中まで入れなかったけど、設備はいいらしい。
ただ、クイーンエリザベス病院もこの専門病院も日本語を話せる医師や通訳はいない。「コタキナバルには日本語対応可の病院はあるのか?」とガイドに聞いてみたけど、それは聞いたことが無いし、医療機関向けに日本語通訳する手段も同様に聞いたことが無いと言っていた。絶対に無いとは言い切れないけど、もしあればH.I.S.の長期滞在希望者下見ツアーと銘打っているこのオプショナルツアーで、そのような機関を紹介されないわけがないし、かなり日本語での医療受診はコタキナバルでは難しいのだろう。
私もカタコトの英語はしゃべるけど、医療では症状をそんな「痛い」とか「具合が悪い」みたいなだいたいの言葉では的を得ないだろう。多分もっとペラペラしゃべらないとダメなんじゃないかと思う。
そういう点で、特に持病がある人がある程度長く滞在するにはコタキナバルではなくてKL(クアラルンプール)かペナンの方が日本語対応病院があるから安心そうだ。
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